紫微斗数の見方:十二宮と命宮から命盤を読む

Multifate · 日本語 · 内容の確認日

細い仕切りで十二に分けた丸い木の盆。一つの区画にだけ珠がある、十二宮を思わせる静物

紫微斗数の見方は、命盤を十二に分けた十二宮の名前を確かめ、まず命宮を探して、その宮の星と四化の印を読むところから始まります。宮は伝統的な枠組みの中の分類で、それ自体が一つの予言ではありません。

この記事の要点

  • 十二宮は命盤で名前の付いた領域で、予言ではなく分類です。
  • 命宮の位置は人によって違うので、宮名で探します。
  • 身宮は十二宮のどれかに重なり、十三番目の宮ではありません。
  • 宮、星、四化の印は別々の情報です。
  • 主星のない宮も、その分野が空っぽという意味ではありません。
このページの内容

紫微斗数の十二宮とは?

紫微斗数では、命盤を十二の宮に分けて読みます。宮はそれぞれ一つの領域を表し、兄弟宮、官禄宮、田宅宮のように名前が付いています。宮名は読むための呼び名で、本やアプリによって少しずつ違います。

紫微斗数の見方の基本になる十二宮の配置図。命宮から順に番号が並ぶ
十二支を記した十二の枠が中央の凡例を囲み、枠の位置は動きません。数字は命宮(1)から宮名を並べる順番で、この例の命宮は丑の枠です。別の命盤では、同じ宮名が別の枠から始まります。
命宮から数えた十二宮の順番
順番宮表す領域
1命宮自分自身と人生への向き合い方
2兄弟宮きょうだいや同世代との関係
3夫妻宮パートナーとの関係
4子女宮子どもや下の世代との関係
5財帛宮お金や資源との付き合い方
6疾厄宮体と健康
7遷移宮外の環境や移動
8交友宮(奴僕宮・僕役宮とも)友人や交友関係
9官禄宮仕事や社会での役割
10田宅宮住まいや生活の場
11福徳宮内面の満足や心のあり方
12父母宮親や上の世代との関係

無料ツールで確かめながら読めます。

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命宮とは?命盤で最初に探す宮

命宮は、命盤で最初に探す宮です。ただし位置は人によって違います。十二の枠は十二支に属して動かず、命盤は生まれのデータから宮名を枠に割り当てます。枠の中の星より先に、宮名を確かめましょう。

命宮の枠は旧暦の生まれ月と時辰で決まります。寅の枠を正月として生まれ月まで順に数え、その枠を子の時として生まれた時辰まで逆に数えた先が命宮です。無料の紫微斗数ツールはこれを計算して「命宮」と表示します。

  • 命宮の宮名。ふつう最初に読む場所です。
  • 身宮の印。十二宮のどれかに重なる着眼点で、十三番目の宮ではありません。命宮と重なることもあります。
  • 色つきの印の凡例。凡例を見ないと印の意味は分かりません。
  • 表示が生まれの配置か、大限(10年単位で変わる運)・流年(1年単位で変わる運)など時期ごとの表示か。最初は混ぜずに見ます。

命宮が見つかれば、残りの十一宮は上の表の順に続きます。四角い盤では反時計回りに並ぶので、図の数字も反時計回りにたどります。

宮・星・四化の違いとは?

一つの枠に入る情報は三種類あり、それぞれ別のことを答えます。

宮きゅう
枠組みの中で名前の付いた領域。官禄宮や父母宮のように、その枠が何についての話かを示し、何が起こるかは示しません。
主星しゅせい
紫微を筆頭とする十四の主要な星。決まった規則で各宮に入ります。
四化しか
一部の星に付く化禄・化権・化科・化忌の四つの印で、その星に関係や状態を加えます。このツールは生年四化を用います。

最初のメモは、解釈より先に命盤の描写から書きます。

まず書く説明

  • この宮の名前は官禄宮。
  • ここに表示されている星:……
  • この印が付いている星:……
  • 私の問い:……

ここまでは、命盤に表示されているものを書き写しただけです。「だからこの仕事は成功する」と言うには、宮名や星名のほかに根拠が要ります。

紫微斗数の見方:命宮から読む順番

  1. 命宮を探す

    その枠に表示された星と印を読みます。

  2. 問いに合う宮を選ぶ

    仕事についての問いなら官禄宮です。

  3. 三方四正を見る

    その宮を、向かいの対宮と、左右に四つ離れた二つの三合の宮とあわせて読みます。下の図と表は命宮を例にしています。仕事の問いなら、官禄宮から同じ距離で数えます。

  4. 挙げられたつながりだけを書く

    説明が実際に挙げている宮と関係だけを書き留めます。盤全体から不安になる星を探し出さないようにします。

  5. 自分の事実は分けておく

    勤務時間や上司の交代は、自分で伝えた情報で、星が見つけたことではありません。

命宮とあわせて読む三方四正。対宮の遷移宮と三合の財帛宮・官禄宮を線で結ぶ
命宮から出る線をたどってください。遷移宮は真向かいで六つ離れ、財帛宮と官禄宮は左右に四つずつ離れています。この四つの宮が命宮の三方四正です。主星のない宮についての注記は、下の「主星のない宮はどう読む?」の節で説明します。
例の命盤での命宮の三方四正
宮グループ内の位置図の十二支
命宮本宮丑
遷移宮対宮未
財帛宮三合酉
官禄宮三合巳

たとえば、きつい働き方を振り返るなら、問いを官禄宮と、説明がはっきり挙げたほかの宮に照らします。体系全体は紫微斗数入門から読めます。

主星のない宮はどう読む?

主星が一つもない宮もあります(空宮とも呼ばれます)。それでも位置はあり、対宮や三合の宮とのつながりも残ります。枠が空いて見えても、人間関係や仕事や支えがないという意味ではありません。

ほかの解釈を読むときは、星を借りたかどうか、この宮にどのつながりを使ったかを確かめましょう。「吉星ならよい、凶星なら悪い」という一つの規則では済ませません。

命盤を立てる前に確かめる生年月日と時刻

入力するのは新暦の生年月日、時辰、性別の三つです。立てる前に次の点を確かめましょう。

  • 新暦の生年月日。旧暦の記録は数字を写さず先に換算し、閏月の印があれば残します。
  • 真夜中近くの生まれなら、記録がどの日付を指すか。
  • 生まれた時間帯(時辰)を一つ。記録が裏づける時辰だけを選びます。「夜遅く」という記憶は二つの時辰にまたがることがあります。
  • 伝統的な計算に使う性別。計算の入力で、人を評価するものではありません。
  • タイムゾーンと出生地の欄はなく、真太陽時の補正もしません。選んだ時辰がそのまま使われます。
  • 推測は、元の記録と分けて書いておきます。

二つの命盤で宮や星の位置が違うときは、解釈を比べる前に、暦、日付、時間帯、立て方を照らし合わせます。もっともらしい解釈でも、出生情報の不確かさは補えません。望む結果に合わせて出生情報を変えるのもやめましょう。

情報がそろったら、無料の紫微斗数で十二宮、主星、四化と、どう立てたかを確かめられます。出生時刻の考え方は生まれた時間がわからないときの四柱推命にもまとめています。

紫微斗数の十二宮についてよくある質問

命宮とは何ですか?

命宮は自分自身や人生への向き合い方を表す宮で、命盤で最初に読む場所です。旧暦の生まれ月と時辰で位置が決まり、残りの十一宮はそこから決まった順に並びます。

身宮は十三番目の宮ですか?

いいえ。身宮は十二宮のどれかに重なる着眼点です。命宮と重なっても、同じ主星を二度の裏づけとは数えません。

命宮の位置が人によって違うのはなぜですか?

枠の位置は固定ですが、どの枠にどの宮名が入るかは生まれのデータで決まります。そのため、命宮はどの枠にも入りえます。

主星のない宮は、その分野に何もないという意味ですか?

いいえ。主星のない宮にも位置があり、対宮や三合の宮とのつながりもあります。向かいの宮の主星を借りて読む流派もありますが、Multifate の解釈では借りません。

生まれた時間がわからなくても紫微斗数の命盤は作れますか?

このツールでは作れません。入力には時辰が一つ必要で、時刻が不明だとすべての宮が動くことがあるため、推測した時辰の命盤は仮のものです。

出典と範囲

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