大六壬の十二天将とは:配置の決め方と各将の意味

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小さな釉薬の杯が輪になって並び、一つだけ内側が朱色。盤を囲んで並ぶ天将のように

十二天将とは、大六壬の天地盤に貴人を先頭として一宮に一将ずつ並べる十二の神将です。貴人の位置は日干と占時で決まり、残る十一将は決まった順に続きます。各将は乗る地支に、助け、文書、心配ごと、財などの伝統的な意味を添えます。

この記事の要点

  • 順番は不変です。貴人、螣蛇、朱雀、六合、勾陳、青龍、天空、白虎、太常、玄武、太陰、天后。
  • 日干ごとに昼の貴人と夜の貴人があり、占時が昼か夜かでどちらを使うかが決まります。
  • 貴人が亥から辰の六宮に立てば順行、巳から戌の六宮に立てば逆行です。
  • 天将は伝統的な象意で、吉凶の判決ではありません。乗る地支と問いとあわせて読みます。
このページの内容

十二天将とは何か?

大六壬の盤には地支の輪が二つあります。動かない地盤と、月将を占時に加えて回した天盤です。十二天将はその上に置く三つ目の層で、各将は地盤の一宮に立ち、真上の天盤の地支に乗ります。

月将と混同しないでください。辰の月将である天罡のような月将は、天盤を回す地支のことです。十二天将は盤ができてから並べる神将です。

日本では陰陽道の六壬式占を通じて伝わり、安倍晴明が式神として使ったという十二神将の伝説で名前を知った方もいるでしょう。この記事で扱うのは、占いの盤の上での十二天将です。

式盤そのものが初めてなら、大六壬とはから読むと迷いません。

天将てんしょう
別名:神将
式盤に並べる十二の神将のひとつ。乗っている地支に伝統的な象意を添えます。
貴人きじん
別名:天乙貴人
十二天将の筆頭。貴人の位置が決まれば、ほかの十一将の位置も決まります。
乗る
天将が地盤のある宮に立つとき、その真上にある天盤の地支を「乗る神」と呼びます。

十二天将はどう配置する?

配置に使うのは、盤にすでにある四つです。日干、占時、回した天盤、そして天将の決まった順番。無料の大六壬ツールは次の手順で並べています。

  1. 貴人の地支を引く

    下の表で日干を引くと、昼の貴人と夜の貴人、二つの地支が出ます。

  2. 昼か夜かを決める

    占時で決めます。このツールでは卯の刻から申の刻、時計で 05:00 から 16:59 までを昼、それ以外を夜とします。

  3. 立つ宮を探す

    その地支を天盤で探します。その下にある地盤の宮が、貴人の立つ位置です。

  4. 順逆を決める

    亥・子・丑・寅・卯・辰の宮なら順行、巳・午・未・申・酉・戌の宮なら逆行です。

  5. 残りの十一将を並べる

    螣蛇、朱雀、六合と、決まった順に一宮ずつ置いていきます。

このツールが使う日干別の貴人
日干昼(卯から申の刻)夜(酉から寅の刻)
甲・戊・庚丑未
乙・己子申
丙・丁亥酉
壬・癸巳卯
辛午寅
大六壬の貴人表:日干ごとの昼夜の貴人、卯から申の刻が昼、亥から辰の宮は順行、巳から戌は逆行
色と枠で示したのが例の盤です。戊日・巳の刻は昼なので貴人は丑、丑は寅の宮に立つので順行になります。

三伝の天将は、その地支が天盤で乗っている宮の天将です。三伝そのものの取り方は大六壬の三伝で説明しています。

無料ツールで確かめながら読めます。

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ほかの盤と天将が違うのはなぜ?

十二天将の順番はほぼどの流派でも同じです。違いが出るのはその手前、貴人をどこから始め、どちら向きに回すかです。同じ時刻で別の天将が出ても、計算違いとは限りません。

流派による違いと、このツールの取り方
論点流派による違いこのツール
貴人の地支貴人の歌訣は複数伝わっており、一部の日干で取り方が分かれます上の表
昼夜の境目決まった刻で分ける、卯と酉を境にする、実際の日の出と日の入りで分ける季節にかかわらず卯から申が昼
順逆の基準多くの書物は貴人の立つ地盤の宮で決めるが、書物によって言い方が少し違う立つ宮で見る(亥から辰は順、巳から戌は逆)
表記螣蛇は騰蛇とも書き、玄武は清代の刊本では元武とされることがあります盤面は日本語の表記(螣蛇、貴人、青龍)。結果の三伝の行は中国語の簡体字のまま(腾蛇、贵人、青龙)

各天将の意味は?

各将には本家の地支と五行があり、伝統的にいくつかの象意が結びついています。六将が吉将、六将が凶将とされますが、それは出発点の色合いです。凶将が問いにぴったり合うこともあれば、吉将が行き過ぎを示すこともあります。

十二天将の順番と伝統的な象意
天将本家と五行吉凶の色伝統的に表すもの
貴人丑・土吉目上や立場のある人の助け、公平な扱い、物事が整うこと
螣蛇巳・火凶不安、驚き、妙な夢、落ち着かず二転三転する状況
朱雀午・火凶知らせ、文書、試験、言葉、そして言葉から始まる争い
六合卯・木吉合意、協力、仲介、結婚や取引
勾陳辰・土凶遅れ、もつれ、争いごと、土地や不動産
青龍寅・木吉金銭、利益、祝いごと。入るだけでなく出ていくお金も
天空戌・土凶空約束、実を結ばないこと、部下や奉仕する人
白虎申・金凶病気、けが、喪失。一方で道路、速さ、思い切った行動も
太常未・土吉飲食、衣服、儀式や宴、褒美、穏やかな日常
玄武亥・水凶紛失、盗難、表に出ない動き。ひそかな計画も
太陰酉・金吉陰の助け、私的なこと、女性、表に出さない事柄
天后子・水吉恵み、妻や年上の女性、いたわりと引き立て

伝統的には問いごとに見る天将もあります。金銭は青龍、文書や試験は朱雀、結婚は六合と天后、病気や旅行は白虎、仕事や上司は貴人。どこを先に見るかの目安であって、何が起こるかを告げるものではありません。

例の盤で三伝に乗る天将は?

このサイトの大六壬の記事は、すべて同じ時刻を例にしています。2026年10月21日10時30分、東京時間を時計どおりに入力すると、戊辰の日、巳の刻、月将は辰の天罡です。この盤の四課は大六壬の四課にあります。

  1. 貴人の地支

    日干は戊、巳の刻は昼なので、貴人は丑です。

  2. 立つ宮

    この盤では天盤の丑が地盤の寅に乗っているので、貴人は寅の宮に立ちます。

  3. 順逆

    寅は亥から辰の間なので順行です。卯に螣蛇、辰に朱雀と続きます。

例の盤の大六壬の十二天将:寅の宮の貴人から決まった順に順行で並ぶ
数字は貴人から数えた決まった順番で、枠で囲んだ三つの宮が三伝のある場所です。三伝の卯・寅・丑には朱雀・螣蛇・貴人が乗ります。
2026年10月21日10時30分(東京)の十二天将
地盤の宮上に乗る天盤の地支天将
寅丑貴人
卯寅螣蛇
辰卯朱雀
巳辰六合
午巳勾陳
未午青龍
申未天空
酉申白虎
戌酉太常
亥戌玄武
子亥太陰
丑子天后

三伝と乗る天将

  • 初伝:卯、辰の宮に乗る、朱雀
  • 中伝:寅、卯の宮に乗る、螣蛇
  • 末伝:丑、寅の宮に乗る、貴人
  • 無料の結果の貴人の欄:丑 · 顺(丑、順行)

伝統に沿って順に読むと、知らせや書類から始まり、落ち着かない時期を経て、力になれる立場の人のところで収まる流れになります。考えるための手がかりとして、問いについてすでに分かっていることと並べてみてください。

白虎や螣蛇が出たら悪い?

それだけでは決まりません。伝統的な読み方では、天将を乗る地支、どの課や伝にあるか、何を問うたかとあわせて見ます。健康を問う人には気になる白虎も、旅や素早い決断を問うなら、むしろ出てほしい天将です。

  • まず初伝の天将を見ます。物事が始まるときの象意です。
  • 次に中伝、末伝と追い、その象意がどう移るかを見ます。
  • 何を予告しているかではなく、自分の問いとどう重なるかを考えます。
  • 吉将と凶将は色合いとして扱い、それだけで答えを決めません。

自分の盤で天将を探す

時刻と問いをひとつ決めて、無料の大六壬で盤を立て、まず三伝に乗る三つの天将を見てください。方法全体をまとめて知りたいなら大六壬入門へ、式盤がまだなじみのないものなら大六壬とはに戻ってください。

十二天将についてよくある質問

大六壬の貴人はどの宮に置く?

日干から昼の貴人と夜の貴人の地支を引き、占時に合うほうを選びます。その地支を天盤で探し、下にある地盤の宮が貴人の位置です。

十二天将は時計回り、それとも反時計回り?

貴人の立つ宮によります。亥・子・丑・寅・卯・辰なら子、丑、寅と地支の順に進む順行、巳から戌なら逆向きに進む逆行です。時計回りに見えるかどうかは、盤をどの向きに描くかで変わります。

ほかの計算サイトと天将が違うのはなぜ?

たいていは取り方の違いです。貴人の歌訣、昼夜の境目、順逆の決め方が流派で異なります。月将や占時が違えば盤全体も変わります。三伝の取り方は大六壬の三伝を見てください。

十二天将と月将は同じもの?

違います。辰の天罡のような月将は天盤を回すための地支で、十二天将は盤ができてから一宮に一将ずつ並べる神将です。

出典と範囲

  • Multifate 無料の大六壬:この記事で説明している式盤、貴人の表、昼夜の刻、順逆の決め方は、ツールの実際の計算に基づきます。
  • 大六壬入門:式盤、四課、三伝など、このサイトの大六壬の記事の入口です。
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