大六壬の見方:どの層から読む?
三伝は四課から取り、四課は天地盤がなければ出せません。そのため盤は立てた順に読みます。無料の盤では「この盤を立てた基準」「この盤がすでに語っていること」の各行と四課の表に、層ごとの答えが出ています。
| 層 | 結果の行 | 例の盤の表示 | この層で見ること |
|---|---|---|---|
| 起課の時刻 | 時辰、日の変わり目 | 戊辰 · 巳 | 日の干支と占時が問いたい時刻と合っているか |
| 天地盤 | 月将 | 辰 天罡 | 月将がどの占時に加わっているか |
| 四課 | 四課の表 | 辰/戊、卯/辰、卯/辰、寅/卯 | どの課に剋があり、下賊上か上剋下か |
| 初伝の取り方 | 立て方、課体 | 贼克、元首 | 初伝をどの法で取ったか、この課の名前は何か |
| 三伝 | 三伝 | 初传 卯 朱雀 · 中传 寅 腾蛇 · 末传 丑 贵人 | 事の起こり、途中の流れ、落ち着く先 |
| 天将 | 貴人 | 丑 · 顺 | 十二天将がどの宮から、どちら向きに並ぶか |
無料ツールで確かめながら読めます。
大六壬のツールを試す起課の時刻はどう確かめる?
大六壬が見るのは、生年月日ではなく問いが定まったその時刻です。無料の大六壬は入力した日付と時刻をそのまま使って課を立てます。タイムゾーンの換算も、場所による補正もしません。
日の干支を確かめる
結果の「時辰」の行には、日の干支、続けて占時の地支が「戊辰 · 巳」のように出ます。問いたい日と合っているか確かめます。
占時を確かめる
時辰は二時間ごとに替わります。23時から1時が子、1時から3時が丑、以下同じように続きます。
日の変わり目を確かめる
無料の大六壬は民用時の0時で日を替えます。23時を過ぎれば占時は子ですが、日の干支は当日のままです。23時で日を替える流派では、別の日干になります。
境目を確かめる
時刻がちょうど二つの時辰の境にあると、一分前と一分後で別の課になります。
たとえば2026年10月19日の22:59と23:00は一分違いで、日の干支はどちらも丙寅ですが、占時は亥から子に替わります。四課はすべて変わり、課体は知一から重審へ、三伝も子・巳・戌から酉・丑・巳に替わります。
天地盤はどう見る?月将が乗る宮を探す
月将は一つの地支です。無料の大六壬は中気の日から月将を替えますが、節で替える流派もあります。どの中気でどの月将になるかは大六壬の月将にまとめています。
課を立てるときは、地盤の占時の宮に月将を置き、天盤全体をそれに合わせて回します。地盤の十二支は動きません。例の盤は2026年10月21日10:30、戊辰の日の巳の刻で、秋分を過ぎ霜降の前なので月将は辰の天罡です。

月将が占時そのものなら天盤は地盤と重なって動かず、これを伏吟といいます。月将と占時が衝なら天地が向かい合い、反吟です。この二つの盤では、結果の課体がそのまま伏吟か反吟と記されます。
四課のどこに剋がある?
四課は上下の組を四つ並べたものです。日干は十二支ではないので、まず地盤のどの宮に寄るかを見ます。例では戊が巳に寄ります。十干それぞれの寄宮と各課の出し方は大六壬 四課で詳しく扱っています。
- 干陽
- 別名:第一課
- 下は日干、上は日干の寄宮に乗る天盤の神。例では戊が巳に寄り、巳の上は辰です。
- 干陰
- 別名:第二課
- 第一課の上神を下に置き、その宮に乗る天盤の神を取ります。例では辰の上の卯です。
- 支陽
- 別名:第三課
- 下は日支、上は日支の宮に乗る天盤の神。例の日支は辰なので、上はやはり卯です。
- 支陰
- 別名:第四課
- 第三課の上神を下に置き、その宮に乗る天盤の神を取ります。例では卯の上の寅です。
剋を探すとは、上下二字の五行を比べることです。下が上を剋せば下賊上、上が下を剋せば上剋下で、相生や同じ五行は数えません。例の第二課と第三課は辰の土の上に卯の木、木剋土の上剋下で、第一課と第四課は比和です。
初伝はどの課から出る?立て方と課体の見方
初伝は発用ともいいます。四課に下賊上があればまずそこから、なければ上剋下から取ります。一つだけならその課の上神が初伝で、上神が同じ二つの課は一つと数えます。
初伝が決まれば、その宮に乗る天盤の神が中伝、中伝の宮に乗る神が末伝です。剋が複数あるときや一つもないときは、決まった順番で取り方を替えます。その順番は三伝の記事にあります。

結果の「立て方」と「課体」は別の行で、両者の違いと十二の課体の見分け方は大六壬の課体で説明しています。
貴人の順行・逆行とは?三伝は天将と合わせて読む
天将は貴人から決まった順に並べます。十二天将の順番と意味は十二天将にあります。結果の「貴人」の行を読むには、次の三つを確かめます。
貴人の地支を決める
貴人は日干と昼夜で決まります。無料の大六壬は占時が卯から申なら昼、酉から寅なら夜の貴人を使います。昼夜の分け方は流派によって違います。
乗る宮を探す
天盤で貴人の地支を探し、地盤のどの宮に乗るかを見ます。
向きを見る
亥から辰の宮なら順行、巳から戌の宮なら逆行です。

例では日干が戊で巳の刻は昼なので、貴人は丑。天盤の丑は地盤の寅に乗って順行となり、寅の宮が貴人、卯が螣蛇、辰が朱雀です。結果の「貴人」の行の「丑 · 顺」は、貴人が乗る地支と向きを示すもので、貴人が立つ宮ではありません。
三伝は天将と合わせて読みます。各伝に乗るのは、その宮に立つ天将です。書き写すときも地支と天将を組にして残し、三つの字だけにしないでください。
例の盤の三伝
- 初伝:卯、朱雀が乗る
- 中伝:寅、螣蛇が乗る
- 末伝:丑、貴人が乗る
類神と応期はどこで見る?
問う事柄ごとにどの類神を見るかは、大六壬の類神にまとめています。
「いつ」を三伝と旬空からどう読むかは、大六壬の応期にあります。
旬空は自分で出せます。戊辰の日は甲子の旬に属し、この旬の十干は戌と亥まで届かないので、戌と亥が旬空です。例の三伝の卯・寅・丑はどれも空亡に当たらず、中伝の寅は辰の日の駅馬でもあります。
盤は無料で、AI への質問には別の上限があります。大六壬が全体として何を見るのかは大六壬入門にまとめてあります。読んだら自分の盤に戻り、一層ずつ確かめてください。
大六壬の見方:よくある質問
23時半に課を立てたら、日の干支は今日と明日のどちらですか?
無料の大六壬では今日です。23時を過ぎた占時はもう子ですが、日の干支は民用時の0時で替わり、結果の「日の変わり目」の行にもそう書かれます。23時で日を替える流派では翌日になります。
四課と三伝、先に見るのはどちらですか?
四課です。初伝は四課の剋から取るので、四課を見ないと、なぜその支が初伝なのかが分かりません。結果の「流派」の行にも「四課を先に、三伝は通行の次第で取ります」とあります。
無料の盤に類神と応期が出ないのはなぜですか?
どちらも問う事柄と合わせて読むもので、完全な鑑定で読むからです。
貴人の順行と逆行とは何のことですか?
十二天将を並べる向きです。貴人が地盤の亥から辰の宮に立てば順行、巳から戌なら逆行で、貴人、螣蛇、朱雀と続いて天后まで、決まった順に一宮ずつ並べます。
出典と範囲
- Multifate 無料の大六壬:本文で説明した結果の各行(時辰、立て方、流派、日の変わり目、月将、三伝、貴人、課体、四課表)と、その計算規則。
- 大六壬の完全な鑑定の例:一つの問いに対する完全な鑑定の例。類神、三伝、応期がどこに出るかを確かめられます。
- 大六壬入門:大六壬の体系ページ。天地盤、四課、三伝の関係と、起課時刻の入れ方をまとめています。
- 香港天文台:The 24 Solar Terms:二十四節気の名称と順序。無料の大六壬が月将を替える中気の確認に使いました。
- 香港天文台:Heavenly Stems and Earthly Branches:十二時辰と時計の時刻の対応。子の刻が23時から1時であることなど、時辰の説明の根拠です。


