大六壬の類神とは:金銭・仕事・恋愛・病気の取り方

Multifate · 日本語 · 内容の確認日

大六壬の類神とは、問う事柄を盤の上で表す神のことです。金銭なら妻財と青龍、仕事なら官鬼・朱雀・貴人、病気なら官鬼と白虎を見ます。日干から類神を見つけたら、三伝に入っているか、旬空に当たっているかを確かめます。

この記事の要点

  • 類神の取り方は二つ。六親は日干の五行から地支を決め、天将は乗っている天盤の地支で読みます。
  • 金銭は妻財と青龍、仕事は官鬼・朱雀・貴人、恋愛は妻財・官鬼・六合・天后。
  • 病気は官鬼と白虎、移動は駅馬と白虎、学業は父母と朱雀。
  • 類神が三伝に入れば事は動いており、旬空なら実がなく、埋まるのを待ちます。
  • 類神は無料の盤には出ず、質問を添えたときに届く完全な鑑定が、問いに合うものを必ず読みます。
このページの内容

大六壬の類神とは?

大六壬の盤には十二の天盤の地支、十二天将、四課、三伝があり、どれも読むことができます。具体的な事柄を問うたら、まずその事柄を表す神を盤の中から探します。これが類神で、類象とも呼ばれます。

類神は、出来上がった盤の中から選び出すものです。選び方は古くから二通りあり、たいてい併せて使います。そのほか、移動を見る駅馬があります。式盤そのものに慣れていなければ、先に大六壬とはをどうぞ。

類神
別名:類象
問う事柄を表す地支または天将。これが見つかると、事柄が盤のどこにあり、どんな状態かがわかります。
六親の類神
日干の五行を我として、我を剋すものを官鬼、我が剋すものを妻財、我を生むものを父母とし、その五行の地支を取ります。
天将の類神
十二天将の伝統的な象意で取ります。青龍は財、白虎は病。天盤で乗っている地支を読みます。
駅馬
日支から決まる一つの地支。移動や移転を表し、旅行や引っ越しの問いで見ます。

金銭・仕事・結婚はどの類神を見る?

完全な鑑定は問いを六つの種類に分け、それぞれに類神の組を取ります。下の表の前の三列が完全な鑑定の取り方で、最後の列は古い書でよく加えられる説です。

六種類の問いと類神:完全な鑑定の取り方とよくある補足
問いの種類六親天将と駅馬よくある補足
金銭妻財青龍衣食を表す太常も見る書がある
仕事官鬼朱雀、貴人任官や評価は貴人、文書や契約は朱雀を重く見る
恋愛・結婚妻財、官鬼六合、天后古典では男性が占うなら妻財、女性なら官鬼
病気官鬼白虎子孫は医薬で、憂いを解く
移動・引っ越し取らない駅馬、白虎白虎は道路も表す
学業・試験父母朱雀父母は文書と学校を表す

無料の大六壬は課を立てるときに問う人の性別を聞かないため、完全な鑑定は恋愛で妻財と官鬼の両方を取ります。移動には定まった六親の取り方がないので、駅馬と白虎だけを見ます。子孫と兄弟は類神にしません。

失くし物はこの六種類に入りません。古典では紛失・盗難・隠れた事を表す玄武と、失くした物そのものの類神を見ます。失くしたのがお金なら妻財です。完全な鑑定は、六種類のうち最も近いもので読み、どれで読んだかを書きます。

無料ツールで確かめながら読めます。

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六親の類神は日干からどう探す?

六親は地支そのものではなく、その五行と日干の五行の関係で決まります。日干は第一課の下にある天干です。

  1. 日干の五行を決める

    甲乙は木、丙丁は火、戊己は土、庚辛は金、壬癸は水です。

  2. 官鬼を探す

    日干を剋す五行の地支が官鬼です。

  3. 妻財を探す

    日干が剋す五行の地支が妻財です。

  4. 父母を探す

    日干を生む五行の地支が父母です。

日干と官鬼・妻財・父母に当たる地支
日干官鬼(我を剋す)妻財(我が剋す)父母(我を生む)
甲・乙(木)申・酉丑・辰・未・戌子・亥
丙・丁(火)子・亥申・酉寅・卯
戊・己(土)寅・卯子・亥巳・午
庚・辛(金)巳・午寅・卯丑・辰・未・戌
壬・癸(水)丑・辰・未・戌巳・午申・酉

そのため一つの六親が二つから四つの地支に当たることがよくあります。読むときは、そのうち三伝に入っているものから見ます。

類神は盤のどこで探す?

六親の類神は地支なので、天盤でその字を探し、地盤のどの宮に臨み、どの天将に乗っているかを見ます。天将の類神は逆で、先にその天将を探し、その天将が乗る天盤の地支が類神の居場所になります。

例盤での大六壬の類神:青龍は午に乗って未宮、白虎は申に乗って酉宮
例盤の天将の配置。天将の類神は、まずその天将を探し、乗っている地支を読みます。金銭の青龍なら午です。

駅馬は日支で決まります。申子辰の日は寅、寅午戌の日は申、巳酉丑の日は亥、亥卯未の日は巳です。年支から取る書もありますが、完全な鑑定は日支から取ります。

類神が見つかったら、次の順に確かめます。

  1. 三伝に入っているか。三伝の出し方は三伝で説明しています。
  2. 旬空に当たっているか。旬空は日の干支が属する旬に回ってこない二つの地支です。
  3. どの宮に臨み、どの天将に乗っているか。天将の象意は十二天将をどうぞ。

一つの盤で六つを問うと、類神はどこに?

このサイトの大六壬の記事は、2026年10月21日10時30分(東京時間)を共通の例にしています。無料の盤には戊辰の日、巳の刻、月将は辰、三伝は卯・寅・丑と出ます。この日の旬空は戌と亥です。

日干の戊は土なので、官鬼は寅卯、妻財は子亥、父母は巳午になります。

例盤の四課から出た三伝:初伝は卯で朱雀、中伝は寅で螣蛇、末伝は丑で貴人
類神が三伝に入っているかは、図の三つの地支と照らし合わせます。仕事の類神はすべてここにあります。
2026年10月21日10時30分(東京)の盤の類神
問いの種類類神と居場所三伝に入る旬空
金銭妻財の子は丑宮、亥は子宮/青龍は午に乗り未宮どれも入らない亥
仕事官鬼の卯は初伝、寅は中伝/朱雀は卯に乗る/貴人は丑に乗るすべて入るなし
恋愛妻財の子・亥/官鬼の寅・卯/六合は辰に乗り巳宮/天后は子に乗り丑宮官鬼だけ入る亥
病気官鬼の寅・卯/白虎は申に乗り酉宮官鬼は入り、白虎は入らないなし
移動駅馬の寅は卯宮にあり螣蛇が乗る/白虎は申に乗る駅馬が中伝として入るなし
学業父母の巳は午宮、午は未宮/朱雀は卯に乗る朱雀は初伝で入り、父母は入らないなし

伝統的には、仕事では類神が初伝から末伝まで続くので、事はすでに動いていると読みます。金銭では妻財も青龍も三伝の外で、亥は旬空なので、お金の面はまだ形になっていないと読みます。

移動では駅馬が中伝そのものです。

類神が三伝に入る・旬空・三伝にないときの読み方は?

類神が見つかったら、その状態を見ます。空亡については、虚にして実がなく、時を待って動くという『六壬通論』の説があります。下の最初の三つは、完全な鑑定でも使う決まりです。

  • 三伝に入る:事はすでに動いており、この盤の本筋です。類神がちょうど初伝なら、いちばんはっきり読めます。
  • 旬空:事は虚で実がなく、妻財や官鬼に当たれば名ばかりです。空亡が埋まるのを待つので、時期は後ろにずれます。いつ埋まるかは大六壬の応期へ。
  • 三伝に入らず旬空でもある:事はまだ形になっていません。
  • 三伝に入らず旬空でもない:事はあるものの、この盤を動かす本筋ではありません。臨む宮と乗る天将を読みます。
  • 一つの六親に地支が複数あるとき:三伝に入っているほうから読みます。

伝統では類神の旺衰、日干との生剋、年命の上神も見ます。完全な鑑定は旺衰も年命も見ません。

なぜ本によって類神が違う?

同じ事を問うても、本やAIの答えによって類神が違うことはよくあります。たいていはどちらかの誤りではなく、出発点の違いです。天将から説く本、六親から説く本、問う人が男性か女性かで分ける本があります。

よくある違いと完全な鑑定の取り方
問いよくある説完全な鑑定
結婚天后と六合を主とする、または男女で妻財か官鬼に分ける両方を取り、妻財と官鬼を並べる
金銭青龍が主、太常を加える説もある妻財と青龍
病気白虎と官鬼、医薬として子孫を加える説もある官鬼と白虎
失くし物玄武と、失くした物の類神別の種類は立てず、最も近い種類で読む
駅馬日支から、または年支から日支から

自分の盤で類神を探す

具体的な問いを一つ決め、無料の大六壬で一課立てます。日干を確かめたら、上の表で類神を探してください。全体の流れは大六壬入門に、盤を順に読む方法は大六壬の見方にあります。盤は無料で、AI への質問には別の上限があります。

大六壬の類神についてよくある質問

類神と初伝は同じものですか?

違います。初伝は発用とも呼ばれる事の始まり、類神は問う事柄を表す神です。例盤の仕事の問いのように、類神がちょうど初伝なら、いちばんはっきり読めます。

結婚の問いでは男女で類神が違いますか?

古典では男性が占うなら妻財、女性なら官鬼を見て、天后と六合はどちらも見ます。無料の大六壬は課を立てるときに性別を聞かないので、完全な鑑定は妻財と官鬼の両方を取ります。

失くし物はどの類神を見ますか?

古典では玄武を見て、さらに失くした物そのものの類神を見ます。完全な鑑定には失くし物という種類がなく、六種類のうち最も近いもので読み、どれで読んだかを書きます。

類神が三伝にないときはどうしますか?

その事はこの盤を動かす本筋ではない、ということです。それでも天盤で探し、臨む宮、乗る天将、旬空かどうかを見ます。

出典と範囲

  • Multifate 無料の大六壬:この記事の例盤、類神の取り方、駅馬と旬空は、無料の大六壬と同じ計算エンジンによります。
  • 大六壬入門:このサイトの大六壬の記事の入口です。式盤、四課、三伝、天将を扱います。
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